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    2007年 01月 29日
大須観音骨董市  1月28日
 眠い目をこすりながら国道41号線を南下する。いつもは途中から裏道を使用するのだけれど、つい通過してしまった・・・。栄までそのまま進む。

 都市交は糞高いのでよほどの場合を除いては使用しない。そんな銭あったら茶碗の一つでも買うってんっだ!

 大須周辺は100円パーキングが充実している。いつも止めるところは大須観音に近いところ。それ以上は言えません。日曜日は競争率が高く、少しはなれたところにとめる。

 いつものごとく境内へ。

 天候の心配もあったが、何とか雨は回避。それでも寒い風が肌を刺す。日陰ならばなおさら!春はまだかっ!

 1月の市はさすがにまだ年の初めとあってか目新しいものが少ないようだ。それでもどれが統制陶器か分からないのでついていそうな物を片っ端から見て回る。

 それでも無い時は無いものである。

 そんな時、白磁の瓶を見つける。磁器の瓶は缶詰の代わりとして使われたものもあるようで、京都で佃煮を入れていたものを買っている。これも同じ形なので同じようなものなのだろう。木かコルクの栓を用意して塩や砂糖などを入れていたことだろう。

 食用瓶  岐871  白磁、筒型

 拝殿前には節分用の足場が無骨に組んであり、いつもの流れを崩している。商店街へ抜ける方は若干、品が少ないようだ。階段隣には軍服が多くあった。
 そこまでは興味が無いので見るにとどまる。

 豊橋から来られている業者さんのところでは以前湯呑など購入しているが、それ以来出てこない。一応高台を確認するが、無し。古伊万里かと想わす皿には『四角枠に正』。とても上手な伊万里写しの皿のようだ。まぁ、1000円なら誰しも本物とは思わないだろう。

 こちら側無し。

 ファィアーキングなどアメリカンガラスの店を横切り、噴水のそばの店を見る。ここは瀬戸から来ているらしい。といっても統制陶器を購入したことは無い。この日も昭和30年代より生産がはじまったモザイクタイルがたくさん売られていた。

 タイルの番号入りは激レアだと思うんだが・・・。誰か持ってないかねぇ。

 破片でもいいんだよ。

 (だれぞに訴えかけるようなコメントだな・・・)


 モザイクタイルの木枠も売られている。面白い資料であるが、もういい。先を急ごう。

 いつものEさんの店でも1月なので(?)2点のみ。それでもよく根気強く探されるものだ。

 皿  品61  あわび形皿・なまこ釉(大)
 皿  品61  あわび形皿・なまこ釉(小)


 セットの皿のようだ。大小でセットの皿は最近になって出てきている。うれしいが、なぜこう固まって出てくるのかと不思議になる。
 『品』の製品も変わったものが多い。万古焼同様、小規模生産地の特徴といえようか。

 その前の店でいつもは絶対買わないであろう、紙物を購入。

 骨董市って、紙製品(本やチラシなど)は結構高い値札が付いているんだよね。

 『これで?うゲッ!』とか『ありえへんわ~』などと心でつぶやくことはしばしば。それならそれで購入すればいいのだけれど、どうしてもネットオークションの影響で安く見積もってしまうので差額のショックが大きい。

 それでも今回は購入。

 婦人倶楽部5月号附録  『今年の流行型 夏の子供服・婦人服の作り方』、昭和10年

 これはなんといっても表紙です!おかっぱの女の子と『キューピー』。

 ペコちゃんではありません!

 ああ、大須にも陶人形が出てましたが・・・。『ごめんなさい  ペコより』って張り紙まで・・・。

 当時の風俗を見るにはいい資料です。実際にこんな服装を出来たのは一部の方たちだったのでしょうが。

 この日はこれで帰りました。

 
 毒が無いと不満もありましょうが、どうも皆さん無口でして・・・面白いお話をしてくれません。たまにはこういう日があってもよいかと思います。
by richouken | 2007-01-29 16:30 | 東海三県