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    2006年 11月 01日
古民芸はた  10月29日
 悪ふざけばかりしすぎたせいか、高熱が出て伏せってしまった。やはり真面目にやらないといけない。

 28日は土曜の大須観音であったが、やむを得ぬ仕事で出かけれなかった。とてもショックが大きい。18日も行かなかったのでより大きい。

 なのででもないが、先週に電話を下さった『古民芸はた』へと向かう。名の通り古民芸が主体で店内も瀬戸美濃の土物や伊万里の志田窯皿、木のしゃもじやお盆、鉄製品などが所狭しと並べられている。

 なぜ、そんな店と知り合ったのか?

 何年か前に骨董市以外の業者さんでも話のわかる方には探してもらおうと、積極的拡大策を敢行しました。まずはやはり地元愛知県でと考えて、まず統制陶器が置いてあるような店かどうかを判断し、ありそうな店に突入。散々でしたが、その結果としてここだけが残ったのです。

 この店の店主はすでに60過ぎの齢ながら統制陶器に関して強い関心を持ってくれました。

 もちろん、商売人としての勘が働いたのかもしれませんがそんなのはあまり関係ないです。やはり聞く耳を持ってくれることはこちらとしても重要な要素です。上っ面の態度であればおのずとそれは見えてくるものですから。

 この日はすでに電話でどんなものか聞き及んでいたので、パッと見の感動より『たぶん持ってるのと同じだな』と言う感覚のほうが大きかった。

 店にはすでに先客がおられた。たいていお客さんがおられる。

 この日のお客さんは江戸期の道中日記の直しをお願いしていた方らしく、きれいになった冊子を見ながら歓談されていた。

 とりあえず品を見る。

 手あぶりが3つ。同じデザインで統制番号の違うタイプ。まあ、ありますな。

 でも、これ・・・・便器では?

 朝鮮式便器は日本で言うところの手あぶりにそっくり。内地向けと外地向けとで商品名を変えて出荷していたのだろう。
 H氏が教えてくださった。

 その後、朝鮮の文化を日本に紹介した浅川巧の執筆をまとめた『浅川巧全集』で朝鮮時代の便器の形を見たが、ウーン、似ている。
 ただ、救われるべきは火鉢も存在し、形も似ている点。これはさすがにわからないな・・・。

 とりあえずは手あぶりと言うことにしよう。少なからず国内向けはそうであろう。

 さすがに3つはいらないので2つのみ。

 手あぶり  肥28/呉須印  バラあるいは牡丹
 手あぶり  肥51/呉須印  バラあるいは牡丹


 形はだるま太陽に似ている。ウーン、わかるかな???
 
by richouken | 2006-11-01 17:39 | 東海三県